技術ベンチャー創業日記

by すどうあきひと

Apr 7

イタリア行きがキャンセルになったご報告

(更新全然してないのにいきなり報告です)

えー、お知らせがあります。

イタリア滞在はキャンセルになりました。なにかと期待してくださった皆様、申し訳ございませんm(__)m

イタリアに缶詰になって、一気に開発を進めたいというのが最大の理由でした。研究開発だけを考えると、今でもイタリアに行くのがベターです。

しかし、それ以外の様々な事業活動について、日本にいることのメリットが日増しに大きくなってきました。どんなメリットかは近いうちにブログにでも書きたいなと思っています。

そして、先週、日本に残るメリットがイタリアで缶詰になるメリットを上回ったと判断しました。私達のような、研究開発型の事業であっても、研究開発以外の活動がいかに重要かを改めて実感しています。

私達の事業としては準備が順調に進んでいるという良いサインだと考えてはいますが、「イタリアに遊びに行くよ!」って言ってくださっていた皆さんには本当に申し訳ないです。これに懲りず、日本で引き続き遊んでやってください!

・・・と、周囲の人を引きずり回して申し訳ないのは承知の上で、ポジティブなことをここで言わせてください。 「事業の成功というゴールのために、住むところもあっという間に変わっていくスタートアップのスピード感、いいね!」


Feb 18

僕が「死なないこと」を起業の目標にした理由

このブログの一番最初の投稿です。技術ベンチャーの立ち上げ準備中の すどう といいます。よろしくお願いします。

昨日、共同創業者とキックオフミーティングをやりました。一応、僕が社長になるので、そのときに目標らしきことを言いました。

「僕らの目標は、

死なないこと

です」

・・・正直、反応は微妙でした。IPOするぜ!とかじゃないんだ・・・、という。予想GUY!的な。

死なないこととは?

「死なないこと」ということを「粘り強く続けていこうね」と言い換えてもいいです。「粘り強くがんばろう」では、あまり目標っぽくなかったので「死なないこと」と言いました。かっこつけたかったんです。

なぜ「死なないこと」を目標にしたのか

粘り強く続けて行くことを目標にした理由は5つあります。

技術ベンチャーだから

ぼくたちは技術ベンチャーです。技術には普遍的な価値が必要です。普遍的な価値があるかどうかは時間が判断してくれます。普遍的なものは続いていきます。

人間として高潔でいたいから

人間性に問題があると長続きしない、ということをよく見聞きします。零細企業で30年踏ん張ってきた父は「真面目にやれば、何かあっても必ず再起できる」といまだに口癖のように言っていますし、バブルで1兆円の資産を作った人も同じようなことを言っていたそうです。

長く続けるということは、僕らの製品の良さだけでなく僕ら自身の人間性も問われることになります。

家族を幸せにしたいから

家族を幸せにするためには、長期的にうまくいき続ける必要があります。家族には暖炉のような継続的な暖かさが必要です。一瞬の花火のような幸せでは家族を幸せにできません。

決して簡単な目標ではないから

創業した会社のうち、3年後に続いている割合はおよそ3割だといわれます。10年後だと10%とか。 出典があきらかでない情報なので、数字は間違っているかもしれませんが、少なくともベンチャー企業にとって、存続することが目標として低すぎることはないでしょう。

野心的な目標はどうしたって必ず意識するから

もっと野心的な目標を立てるべきかもしれません。しかし、僕はあえてそうしませんでした。 なぜなら、IT業界にいればIPOや買収といった野心的な目標は必ず意識することになるからです。 勉強会にいっても、Facebookを見ても、そこら中に野心的な目標をくすぐるコンテンツに溢れています。 ごく当たり前なことを、あえて目標にする必要がなかったのです。

どれくらい長く続けば良いのか

さて、「死なないこと」イコール「粘り強く続けること」を目標とした僕たちですが、いったいどのくらい長く続くことを目指しているのでしょう? 10年?20年?はたまた100年?

答えは10年です。

・・・たった10年?いやいや、Webのソフトウェア技術は進歩のスピードが極めて速い分野です。この分野で10年続けられたら、例えば八百屋さんならば30年、いや50年続けることができた老舗と自負していいんじゃないかと思っています。特に自社で技術を作っている企業ならば。(この意味で、Googleの検索事業は凄いです・・・!)

10年後に最も必要とされる技術は、今とは大きく異なっているはずです。そのときに、現在の技術に固執するようでは、それこそ技術者/研究者として「死んでいる」ということになるでしょう。

僕たちの目標は「死なないこと」です。10年後に同じことをやっていたら、その時は僕たちは「死んでしまった」ということなのです。

以上が、僕が「死なないこと」を目標に定めた理由です。がんばって生きていこうと思います。応援していただけたら嬉しいです。